福祉の入門的な資格として
福祉住環境コーディネーターは1級~3級までがあり、3級が最も入門的なものです。
1級は2級の合格者でないと受験できませんが、2級と3級は受験資格がなく誰でも受験することができます。
特に3級は福祉の入門的な資格として、初学者や実務経験の浅い人が受験することが多いです。
試験の内容は高齢者福祉や障害者福祉に関する理論と、住宅や福祉用具についての知識が問われます。
2級と3級はマークシート方式、1級はマークシートに加え記述式の問題も出題されます。
2級と3級は同じ受験日に併願することもできるので、初めて受験する人は2級合格を目指した勉強をして2級と3級両方受験するケースが多くみられます。
1級および2級合格者は介護保険制度における「住宅改修の理由書」を作成することができます。
これを作成できるのは介護支援専門員(ケアマネジャー)と福祉住環境コーディネーター1級および2級合格者となっています。
受験者の幅も広く、学生から社会人、福祉や医療関係の現職者まで様々です。
また、介護職員初任者研修や介護福祉士などを目指す人が、併せて勉強することでスキルアップをするケースもあります。